ICONがワンベッドルーム3Dプリント住宅の販売を開始

テキサス州に拠点を置く3Dプリント住宅メーカーのICONが、ワンベッドルーム3Dプリント住宅の販売を開始した。アメリカ現地メディアの報道によると、ICONが販売を開始したのはICONがテキサス州ミューラーに建設した平屋建ての3Dプリント住宅で、延床面積650平方フィート(約60.38平方メートル)のリビングダイニングルームとキッチン、バスルーム付きとなっている。

同小型3Dプリント住宅の建設プロジェクトには、地元ミューラーの非営利団体のミューラー適格住宅購入基金が参加している。同基金は、小型3Dプリント住宅は、対象地域の平均世帯所得80%程度までの住民を対象にするとしている。

ICONの不動産開発販売担当副社長のジャレド・カーン氏は、「(このプロジェクトは)世界的な問題となっている住宅不足を解決するための先行事例になるでしょう。良質で手頃な価格の住宅をミューラー適格住宅購入基金とともに提供できることを嬉しく思います。今後もさらに多くの3Dプリント住宅を提供してゆきます」とコメントしている。

ICONは、地元テキサス州オースティンでも3Dプリント住宅コミュニティを開発するなど、テキサス州を中心に3Dプリント住宅メーカーとしてのプレゼンスを拡げている。