ロサンゼルスの建設スタートアップ企業がリサイクルプラスチックを使った3Dプリント住宅の販売を開始したとして話題になっている。
スタートアップ企業のAzure(アジュール)は、飲料用プラスチックボトルやフードパッケージをリサイクルした防水ポリマー素材を使い、建設3Dプリンターでプレハブ住宅を建設している。Azureによると、建設3Dプリンターを使うことで工期を最大70%、建設コストを最大30%削減できるとしている。Azureは、これまでに「バックヤード・スタジオ」という小型のプレハブ住宅の販売を開始している。
Azureのロス・マグワイアCEOは、「我々の人生において、サプライチェーンはいかなる時も止まることがあってはなりません。建設3Dプリンターを活用することで建設効率を飛躍的に向上できるだけでなく、複雑なデザインの設計を20時間で建設することが可能になります。従来型の建設工法にはないサステナブルで、自動化された、正確な建設を実現することができます。建設業の未来について、私はとてもエキサイトしています」とコメントしている。
Azureは、2019年にロス・マグワイアとジーン・エイデルマンが設立した建設スタートアップ企業。両者は建設業界で30年以上の経験を持つ業界のベテラン。かねてより建設業界の資源ロス問題に注目し、建設3Dプリンターに活路を見出したとしている。