アメリカのメタル3Dプリンターメーカーでニューヨーク証券取引所上場のマークフォージドが3Dプリンティングサービスビューローのコンティニュアス・コンポジッツに対し、2500万ドル(約35億円)の和解金を支払うことで合意していたことがわかった。
アメリカ現地メディアの報道によると、コンティニュアス・コンポジッツは2021年7月、アメリカ・デラウェア州地方裁判所に対し、マークフォージドが自社の特許を侵害したとして損害賠償などを求める訴えを起こしていた。
報道によると、マークフォージドはコンティニュアス・コンポジッツの訴えを認め、今年2024年第4四半期までに1800万ドル(約25億2000万円)を、残金を2025年から三年間の三分割で支払うことに合意したという。
両者の裁判は今年2024年4月から始まり、連邦陪審員はマークフォージドがコンティニュアス・コンポジッツの特許を侵害し、同社に1734万ドル(約24億2760万円)相当の被害を与えたことを認める評決を出していた。
マークフォージドは2013年設立。マサチューセッツ州ケンブリッジに拠点を置き、産業用カーボンファイバー3Dプリンターなどを製造している。