バージニア州立先端学習リサーチ研究所(The Institute for Advanced Learning and Research)が、革新製造センター(Center for Manufacturing Advancement)の建設を開始した。広さ51,250平方フィート(約1440坪)の二階建ての施設には、ハイエンド3Dプリンターなどを含む各種のアディティブ・マニュファクチャリング機器が設置され、京セラ傘下の京セラSGSテックなどを含む各種のメーカーが入居する予定。開発費用は2550万ドル(約26億7750万円)で、2022年に開設予定。
センターでは特にスタートアップ企業の入居を募集している。センター全体がISO認証を取得するため、通常のISO認証にかかる時間を4カ月から6カ月程度削減できるという。
また、設置される3Dプリンターなどの運用については、トレーニングラボで使用方法などの講習が行われる。
バージニア州のラルフ・ノースハム知事は、バージニアは世界的にみても製造業が立地する理想的なエリアです。革新製造センターの開設により、これまで以上の注目がバージニアに集まるでしょう。バージニアの経済発展と革新のため、最先端の施設は重要な役割を果たします。地元企業にも多くの恩恵を与えるでしょう」と期待するコメントを寄せている。
バージニア州立先端学習リサーチ研究所はバージニア州の公立研究所で、バージニア工科大学、ダンヴィル・コミュニティカレッジ、アヴェレット大学などのリソースを活用して運営されている。