カナダのウォータールー大学が、トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・カナダから210万カナダドル(約1億9千万円)の助成金を獲得した。トヨタ・カナダがカナダの大学に支出した助成金としては過去最大額となる。助成金は先端エンジニアリング教育と、アディティブ・マニュファクチャリング・リサーチに使われる。
ウォータールー大学工学部学部長のパール・サリバン氏は、「我が校とトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・カナダとのパートナーシップは、学生や教員を高度な研究課題や自動車産業における各種のチャレンジにに立ち向かわせ、カナダにおける自動車産業の強みを発揮させるサステナブルなソルーションを獲得させるきっかけになるでしょう。いただいた210万ドルを使い、確かな成果を出したいと思います」とコメントしている。
ウォータールー大学は、2017年にもマルチスケールのアディティブ・マニュファクチャリング研究所を開設するなど、3Dプリンティング技術の研究を強化している。
トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・カナダは、日本のトヨタ自動車株式会社のカナダ法人。カナダ国内での自動車販売や、サポートなどを行っている。