HPが、スペインのバルセロナに3Dプリンティング・デジタルマニュファクチャリングセンターを開設した。第四次産業革命を後押しする次世代のテクノロジーを生み出すための新たな施設という位置づけとしている。
15万平方フィート(約1万4千平方メートル)の大きさのセンターでは、HPのエンジニア、リサーチャーなどが勤務するほか、BASF、シーメンス、フォルクスワーゲンといったHPのユーザーやパートナーのスタッフも合流し、新製品の開発や技術開発などの各種のプロジェクトを展開する。
センターの開設についてHPの3Dプリンティング・デジタルマニュファクチャリング担当社長のクリストフ・シェル氏は、「HPの3Dプリンティング・デジタルマニュファクチャリングセンターは規模的に世界最大で、かつ最先端の3Dプリンティング・デジタルマニュファクチャリング関連研究開発センターです。世界の産業をサステナブルな技術革新によって構造転換するという我々のミッションを実現するものです」とコメントしている。
HPは、これまでに本社があるパロ・アルトのほか、サンディエゴ、バンクーバー、ワシントン、シンガポールにも研究開発センターを開設している。