http://diy3dprinting.blogspot.com/2014/12/betabram-construction-3d-printers-from.html
3.建設3Dプリンターは実用レベルへ
今年は建設3Dプリンターが実用レベルで使われる年になるだろう。建設3Dプリンターはこれまでにアメリカ、中国、ロシア、イタリア、オランダ、フランス、デンマーク、スロベニアなどで開発されているが、多くはトライアルフェーズにとどまっている。一方、フランスとアメリカで実際に人が住むことを目的にした住宅が建設3Dプリンターで建設されていて、今年はその動きが本格化すると予想する。住宅そのもののレベルが向上し、建設許可などを取得して建設されるケースが一般化し、多くの実用レベルの住宅が建設3Dプリンターで建設されることになるだろう。
4.医療用3Dプリンターの導入がさらに進む
また、今年は医療用3Dプリンターの導入がさらに進む一年になるだろう。医療用バイオ3Dプリンターのみならず、医療モデル作成用3Dプリンターや、錠剤製造用3Dプリンターといった特定の用途や機能に特化した3Dプリンターの導入が各所で進むだろう。
昨年はマサチューセッツ工科大学の研究チームが3Dプリンターで患者一人ひとりにあわせてカスタマイズした錠剤デバイスを3Dプリンターで製造して話題になったが、今年もそういった類のニュースが頻発する可能性が高いと予想する。
我が国の医療現場でも3Dプリンターの導入は着実に進んでいて、今年もそのトレンドが維持されるだろう。特に矯正機器などの製造を3Dプリンターで行うケースなども出始めており、大型3Dプリンターが病院に導入されるケースなども出てくる可能性がある。