http://aetlabs.com/product/desktop-metal/
自社の3Dプリンター技術に関する知的財産を侵害したとしてデスクトップメタルがマークフォージドに対して起こしていた裁判で、両者の和解が成立した。
連邦裁判所への提訴から三か月後、両者は共同で声明を発表し、いずれの企業もいかなる企業秘密の横領や漏洩などに関与してなく、和解することで合意したとしている。なお、和解条件に関する詳細については、今のところ明らかにされていない。
デスクトップメタルは当初、デスクトップメタル元従業員でマークフォージドに転職したマティウ・パランギ氏が、デスクトップメタル在籍中に同社のメタル3Dプリンティング技術に関する情報を横領し、マークフォージドに漏洩させたとして訴えていた。
デスクトップメタルは2015年設立、ローコストでハイパフォーマンスのデスクトップメタル3Dプリンター「デスクトップ・スタジオシステム」を開発している。「デスクトップ・スタジオシステム」は、独自開発したシングルパス・ジェッティング技術を基に開発され、競合製品の最大100倍のスピードで造形が可能としている。
デスクトップメタルには、これまでにGoogle、GE、BMW、ストラタシスなどの企業が出資している。