イギリスの3Dプリンティング企業が後工程マシンの開発費用625,000ポンドを獲得 http://www.tctmagazine.com/3D-printing-news/amt-postpro3d-technology-transforms-post-processing-3d-printed/

イギリスの3Dプリンティング企業アディティブ・マニュファクチャリング・テクノロジーズ(AMT)が、3Dプリントされた造形物の後工程マシンの開発用に625,000ポンド(約8,875万円)を獲得した。

開発費用はイギリスの公的資金イノベートUKから拠出される。開発プロジェクトの機関は二年間。

3Dプリンターの中でも特にFDM方式の3Dプリンターでモノを造形する場合、プリントの精度から表面がスムースにならないケースが多い。その場合、表面を研磨などしてスムースにする後工程のプロセスが重要になる。今回AMTが開発するのはその後工程を専門に行うマシン。

AMTは既に後工程マシン「ポストプロ3D」を開発、スポーツシューズや歯科用インプラントの後工程に使われている。「ポストプロ3D」では表面加工にプッシュ技術と呼ばれる技術が活用されており、滑らかな仕上がりにフィニッシュさせることが出来る。なお、プッシュ技術はシェフィールド大学からライセンス供与されている。

後工程マシンが普及することで、モノづくりの現場で3Dプリンターがさらに普及すると関係者は期待している。