米大統領候補者を選ぶ米共和党予備選挙でトップを行く不動産王のドナルド・トランプ氏が、アメリカ軍に3Dプリンター技術の活用を提言するスピーチを行った。
現地時間の水曜日にワシントンDCで行われたトランプ氏の初となる外交方針演説で話されたもので、アメリカ軍は3Dプリンター、人工知能、サイバー技術を活用して最強の地位を固めるべきだとしている。
アメリカ軍は既に空母エセックスに3Dプリンターを搭載し、遠洋航海中の完成品パーツの製造の試験を行っている。
アメリカ空軍も航空機のスペア部品の製造を3Dプリンターで行うなど、3Dプリンターの利用機会を増やしている。
「アメリカ第一」を掲げるトランプ氏は、3Dプリンターの領域におけるアメリカの技術的優位性を軍事で活用する事で他国を引き離す戦略を描いているものと思われる。