全世界の代替肉市場が2030年に218億ドル規模へ成長

全世界の代替肉市場が2030年に218億ドル(約3兆2046億円)規模へ成長すると予想したレポートが発表された。アメリカの市場調査会社リサーチ・アンド・マーケッツのレポート「代替肉市場におけるフォーカスインサイト2025-2030」は、2024年時点の全世界の代替肉市場規模を95億7000万ドル(約1兆4067億円)程度と推定、今後年率14.72%の成長率で成長を続け、2030年に同規模へ拡大するとしている。

代替肉市場における主なプレーヤーとしては、ビヨンド・ミート、ハングリー・プラネット、インポシブル・フーズ、ケラノヴァ、メープルリーフ・フーズ、ネクストレベル、タイソン・フーズ、カーギル、ネッスル、トレーダージョーズなどを挙げている。

同レポートは、3Dプリント肉や培養肉などの代替肉は、価格が通常の牛肉や豚肉などよりも高いままで推移するものの、飲食店などの外食産業での代替肉需要の拡大が全体を牽引するかたちで流通を拡げてゆくと予想している。

プロダクトタイプ別では、ハンバーガー用の「バーガーパティ」が全体の45%を占め、今後も高いシェアを維持すると予想している。代替肉の原料では大豆が最大のシェアを占め、今後も高いシェアを維持すると予想している。