アメリカのアディティブ・マニュファクチャリング関連コンサルティング企業のウォーラーズ・アソシエイツが、「ウォーラーズ・レポート2025」をリリースした。年次ベースで発刊されている「ウォーラーズ・レポート」は、創刊から今年で30年の節目を迎えた。
「ウォーラーズ・レポート2025」は、全世界のアディティブ・マニュファクチャリング関市場が今日までに219億ドル(約3兆2850億円)規模に拡大したとしている。市場の内訳は3Dプリンターなどのハードウェア関連が60億ドル(約9000億円)、プリンティングサービス関連が101億ドル(約1兆5150億円)、ソフトウェア関連が14億ドル(約2100億円)、素材関連が44億ドル(約6600億円)としている。
中でも素材関連市場の成長率が高く、今後も高い成長率を維持したまま拡大を続けてゆくと予想している。
ハードウェア関連市場は、世界的なサプライチェーン停滞などの影響を未だに受けていることもあり、前年比で1.5%程度のマイナスになったとしている。
アディティブ・マニュファクチャリング全体としては、今後も年率18%程度の高い成長率で成長を続け、2034年までに1150億ドル(約17兆2500億円)規模に拡大するとしている。
ウォーラーズ・アソシエイツは、世界で最も権威あるアディティブ・マニュファクチャリング関連コンサルティング企業として知られている。また、ウォーラーズ・アソシエイツは、2021年11月に世界最大の国際標準化・規格認定機関のASTMインターナショナルに買収され、現在は同団体傘下で活動している。