アメリカの大手デジタルマニュファクチャリングサービスビューローのプロトラブズが、2024年度版「3Dプリンティング・トレンドレポート」を発行した、プロトラブズが年次で発行しているレポートの最新版は、今年2024年時点の全世界の3Dプリンティング市場規模を248億ドル(約3兆8936億円)程度と推定した上で、今後年率21%の成長率で成長を続け、2028年に571億ドル(約8兆9647億円)規模に拡大すると予想している。
プロトラブズはレポートの中で、「3Dプリンティングは今日の製造業において確立された地位を占有するまでに進化しました。今後さらに製造業のプロセスに組み込まれることで、製造業は産業として「次世代の次元」へとより進化するでしょう」との見通しを示している。
同レポートは、3Dプリンティング市場の世界的な拡大の要因のひとつとして、3Dプリンティングで使われる素材の選択肢が広がっていることを挙げている。近年の3Dプリンティングでは、従来よりも柔らかく柔軟な素材や、伝導性の高い素材、耐熱性に優れた素材などが次々と開発されてきており、「今後も製造業の現場にインパクトを与え続ける」と予想している。
プロトラブズは1999年設立。ミネソタ州メープルプレーンズに拠点を置く手デジタルマニュファクチャリングサービスビューロー。アメリカをはじめ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、スウェーデンでも事業を展開している。日本からは2022年6月に事業を停止し、撤退している。