全世界の金属3Dプリンティング市場が、2030年に353億ドル(約5兆1891億円)規模へ成長すると予想したレポートが発表された。アメリカの市場調査会社グランド・ビューリサーチがまとめた「金属3Dプリンティング市場・地域・セグメント毎予想」は、2022年時点の全世界の金属3Dプリンティング市場を63億ドル(約9261億円)規模と推定、今後年率24.2%の成長率で成長を続け、2030年に同規模へ到達するとしている。
市場拡大を牽引する産業セクターとしては、自動車、航空宇宙、防衛、医療、歯科医療、コンスーマーエレクトロニクス、エネルギーなどを挙げている。セクターとしては、歯科医療が2022年時点で22.85%と最大のシェアを獲得したとしている。
エリア別では北米市場が2022年時点で34.3%と最大のシェアを有し、2030年までその地位を確保するとしている。また、最も成長が見込める市場として、日本を含むアジア太平洋地域を挙げている。
金属3Dプリンティング市場における主なプレーヤーとしては、スリーディーシステムズ、EOS、ExOne、GEアディティブ、マテリアライズ、オプトメック、レニショー、SLMソルーションズなどを挙げている。