全世界のメタル3Dプリンティング市場が2030年に226億ドル(約3兆2770億円)規模へ成長すると予想したレポートが公開された。アメリカの市場調査会社グランドビュー・リサーチが発表したレポート「メタル3Dプリンティング市場規模」によると、全世界のメタル3Dプリンティング市場は2022年から年率23.9%の成長率で成長を続け、2030年までに同規模へ拡大するとしている。
産業セクターでは航空宇宙、防衛、自動車、家電、医療、エネルギーなどの領域でメタル3Dプリンターの導入が進むとしている。
エリアでは北米(アメリカとカナダ)が市場全体を牽引するリーダーとなり、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、スウェーデンなどのヨーロッパ諸国や、中国、日本、韓国、そしてアジア太平洋地域の諸国での市場拡大が見込まれるとしている。
メタル3Dプリンティングの世界的な拡大により、メタル3Dプリンターのハードウェアとソフトウェアのそれぞれの領域で人材不足が顕著になるとしている。
メタル3Dプリンティングの主なプレーヤーとしては、スリーディーシステムズ、GEアディティブ、マテリアライズ、オートデスクなどを挙げている。