全世界のメタル3Dプリンティング市場が、2028年までに44億6000万ドル（約5129億円）規模へ成長すると予測したレポートが発表された。市場調査会社ベリファイド・マーケットリサーチの「メタル3Dプリンティング市場」によると、2020年時点で5億3418万ドル（約614億3070万円）規模だった全世界のメタル3Dプリンティング市場は、年率30.38%の成長率で成長を続け、2028年までに同規模へ成長するとしている。

メタル3Dプリンティング市場における主なプレーヤーとして、スリーディーシステムズ、EOS、ExOne、ストラタシス、ヴォクセルジェット、デスクトップメタル、サンドヴィック、レニショーなどを挙げている。また、メタル3Dプリンティングが普及する主な産業セクターとして、医療、歯科医療、自動車、航空宇宙、防衛を挙げている。特に、高熱エンジニアリングアプリケーションの導入が進む産業セクターでの普及が進むと予測している。

また、メタル3Dプリンティングにおいて利用が進む素材として、チタン、スチール、ニッケル、アルミニウムを挙げている。各種のメタルパウダー系素材とともに、メタル系フィラメントの普及も進むと予測している。