スマートテック・アナリシスが全世界のポリマー3Dプリンティング市場が240億ドル規模に成長と予測

アメリカの市場調査会社のスマートテック・アナリシスが、全世界のポリマー3Dプリンティング市場が2024年までに240億ドル(約2兆5200億円)規模に成長すると予測したレポートを発表した。今年で四回目の発行となる同年次レポートによると、2020年時点で117億ドル(1兆2285億円)規模と推定される全世界のポリマー3Dプリンティング市場は高い成長率を維持したまま成長を続け、2024年に240億ドル、2030年に550億ドル(約5兆7750億円)規模に到達するとしている。

ポリマー3Dプリンティング市場の中でも、特にパウダーベッド・フュージョン方式のSLS3Dプリンターと素材市場が大きく成長し、市場全体の拡大を牽引するとしている。素材の中でも、特にポリミアド系ポリマーパウダーや、PA11、PA12などの素材の需要が急激に増加するとしている。

産業セクターでは、特に航空宇宙と自動車の領域でポリマー3Dプリンティングの利用が進むとしている。いずれの領域でも、従来から使われてきたツーリングやプロトタイピングに加え、エンドユーズ・パーツの製造にポリマー3Dプリンティングが使われるようになるとしている。