全世界の3Dプリンティング市場が2026年に410億ドル規模に成長

全世界の3Dプリンティング市場が、2026年に410億ドル(約4兆5100億円)規模に成長すると予想するレポートが発表された。

アメリカの市場調査会社アクメン・リサーチ・アンド・コンサルティングがまとめたレポートによると、全世界の3Dプリンティング市場は今後年率20%の成長率で成長を続け、2026年までに410億ドル規模に到達するとしている。

エリアでは北米市場が世界最大の市場チェアを保ちながら成長を牽引するとしている。北米市場では、特に医療分野で3Dプリンティングの普及が進むとしている。また、自動車、コンスーマーグッズ、航空宇宙、防衛産業などの領域でも3Dプリンティングの導入が進むとしている。

産業セクターでは3Dプリンティング・サービスが最大の市場シェアを獲得するとしている。特に3Dプリンターを持たない中小企業による3Dプリンティング・サービスの利用が進むと予想している。

3Dプリンターの種類では、FDM方式の3Dプリンターが最大のシェアを持つとしている。また、PEEKやULTEMなどのハイエンド・エンジニアリングプラスチックの利用が進み、FDM方式の3Dプリンターの出荷を後押しするとしている。