フランンスのサービスビューロー大手のスカルプティオが、2019年度版「ステート・オブ・3Dプリンティング」レポートを発行した。同社の1300の顧客を対象に行われた調査をもとにまとめられた。
3Dプリンターの用途では、ユーザーの70%が試作品の製造に3Dプリンターを利用していると答えた。また、63%がコンセプト確認のために、51%が完成品部品の製造に、50%が研究開発に3Dプリンターを使っていると答えた。
3Dプリンターのメリットでは、67%が複雑な形状の製造が可能と答え、41%がリードタイムを削減できると答えた。また、37%がコストを削減できると答えた。
ユーザーの内訳は59%がヨーロッパ圏で、アジア地域20%、アメリカ17%と続いた。また、ユーザーの39%が25歳から34歳の年齢層だった。
ユーザーの業界では工業機械13.6%、ハイテク機器10.6%、サービス10%、コンスーマーグッズ8.6%、ヘルスケア6.2%、自動車5.7%、航空機5.5%、教育5%、その他15.6%となった。
利用する3Dプリンターのタイプでは、FDMが74、SLAが30%だった。
スカルプティオは、「ステート・オブ・3Dプリンティング」レポートを毎年発行している。