3Dプリンティング用メタル市場が2025年までに30億ドル規模に成長 https://3dprint.com/236507/what-makes-metal-powder-suitable-researchers-examine-powders-am-processes/

アメリカの市場調査会社のグランドビュー・リサーチが、全世界の3Dプリンティング用メタル市場が2025年までに30億ドル(約3,300億円)規模に成長すると予想したレポートを発表した。

それによると、同レポートは2017年時点の3Dプリンティング用メタル市場規模を3億3,400万ドル(約374億円)程度と見積もり、年率31.8%の成長率で成長を続け、2025年までに30億ドル規模に達するとしている。

市場拡大を牽引する産業セクターとして、同レポートは航空宇宙と防衛産業を挙げている。両セクターで市場シェア全体の40%程度を占めると予想している。また、医療および歯科医療のシェアも大きく、両者で年率30.3%程度の成長率が期待できるとしている。

市場の内訳では、メタルパウダーが全体の95%を占めるとしている。特に鉄、ニッケル、チタン、アルミニウムの需要が高まるとしている。

消費地別では北米市場が全体の35%を占め、今後もその地位を確保すると見込んでいる。また、アジア太平洋地域の成長が著しく、今後年率34.1%の高い成長率を維持するとしている。また、2025年までに欧州市場が最も高い収益性が見込める市場になるとも見込んでいる。