一昨日東京品川で開催された「formnext 2018にみる3Dプリンター最前線」セミナーで、株式会社3Dプリンター総研の山口修一代表取締役が、ビッグレップ(Big Rep)の大型3Dプリンターの販売台数が四年で10倍に増加したことを明らかにした。
同氏がformnext 2018現地のビッグレップのブースで確認したもので、ビッグレップの大型3Dプリンターの販売台数は2014年の12台から年々増加し、2015年81台、2016年120台、2017年151台に増え、今年も多くの販売が見込まれているという。
販売台数の増加について同氏は、家具やバスタブなどのインテリアグッズメーカーなどが大型3Dプリンターの存在を知り始め、プロトタイプづくりに使い始めていることなどを理由に挙げている。また、ビッグレップが開発したメタリング・エクストルーダー・テクノロジーにより、造形速度が従来よりも大幅にスピードアップしたことなども関係しているとしている(メタリング・エクストルーダー・テクノロジーは、フィラメントを逐次溶融して積層造形するタイプではなく、ノズルに内蔵されたコンテナーにあらかじめ素材を溶融してプールし、一気に吐出して造形する技術)。
同氏はさらに、formnext 2018にはポーランドやスペインの3Dプリンターメーカーも大型3Dプリンターを展示し、来場者の関心を集めていたとも話した。