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世界的な市場調査会社のIDCが、世界の3Dプリンター関連市場が2020年に289億ドル(約3兆3,235億円)規模に成長すると予想したレポートを公表した。
レポートによると、2016年の世界の3Dプリンター関連市場は132億ドル(約1兆5,180億円)規模で、2020年まで年率22.3%程度の成長率を維持するとしている。
2020年時点での3Dプリンター関連市場の国別シェアではアメリカが25%と最大で、西ヨーロッパ、アジア太平洋地区、日本を合わせて50%程度になるとしている。中でも西ヨーロッパの成長が期待され、売上レベルではアメリカ並みに達する可能性があるとしている。
2016年時点での3Dプリンターの使用用途では自動車業界のデザインとラピッドプロトタイピングが全体の29.6%を占め、最大となった。航空防衛産業のパーツ製造(17.8%)、ツール・部品製造(7.5%)、建築デザイン・モデリング(6.9%)と続いた。
また、医療用3Dプリンター市場の伸びが著しく、2020年までに市場規模を31億ドル(約3.565億円)程度まで拡大するとしている。
3Dプリンター本体以外では3Dプリンター用素材、CAD・3Dデザインソフトウェア、オンデマンドマニュファクチャリングの分野で成長が期待出来るとしている。