ドイツの3Dプリンティングサービスビューローのパーツ・オン・デマンドが、ドイツのポストプロセシングデバイスメーカーのAMソルーションズのS1ブラスティングシステムズを導入した。
パーツ・オン・デマンドは、現在8台のハイエンドメタル3Dプリンターを稼働させているが、S1ブラスティングシステムを導入することでスループットを向上させ、生産能力を週2万パーツ程度に引き上げると見られる。
パーツ・オン・デマンドの創業者ニール・ヴァン・エス氏は、「注文数が急増している現在、スループットを増やすとともに上昇し続けるエネルギーコストといった課題にも直面しています。S1ブラスティングシステムを導入することで製造プロセスをもっと効率的にして、製造能力を新しいレベルに引き上げる予定です」とコメントしている。
パーツ・オン・デマンドでは、これまでにポストプロセシングのプロセスをクリーニングとサーフェスフィニッシュの二工程に分けて行っていた。S1ブラスティングシステムを導入することでそれらふたつの工程をワンストップに出来、稼働時間を最大45分削減することが可能になるとしている。また、プロセス全体にかかるエネルギー消費量を15%削減することを見込んでいる。

