シンガポールでリサイクル3Dプリント「マーライオン」が販売開始され、好調な売れ行きを見せている。
3Dプリント「マーライオン」を製造しているのはシンガポールのデザインブランドのUniplay。使用済みのPET飲料ボトル約30本を原料に、シンガポールの60周年の建国記念日にオンラインで販売したところ、瞬く間に売り切れたという。Uniplayでは現在、追加分を3Dプリンターで製造している。
オリジナルのマーライオンは、シンガポールのマーライオン公園に1964年にシンガポール観光局が設置した。マリナベイに面するマーライオン公園における代表的な観光スポットで、シンガポールを象徴するアイコンのひとつとなっている。
マーライオン(Merlion)は、人魚(Mermaid)とライオン(Lion)を合わせて作った造語。上半身がライオン、下半身が魚という構成の想像上の存在とされている。
Uniplayの3Dプリント「マーライオン」は高さ18センチメートルの大きさで、販売価格は約118米ドル(約1万7110円)。
シンガポールは、今年2025年8月9日にマレーシアから独立して60年を数える60回目の建国記念日を迎える。