バイデン大統領が3Dプリント銃摘発タスクフォースを発足

アメリカのバイデン大統領が、3Dプリント銃摘発タスクフォースを発足させる大統領令に署名した。アメリカ現地メディアの報道によると、タスクフォースはゴーストガンと呼ばれる違法3Dプリント銃や、「グロック・スイッチ」と呼ばれるピストルをオートマチックハンドガンへ変換するための特殊ツールなどの製造を取り締まることを目的にしている。現在アメリカの闇市場で取引されている「グロック・スイッチ」は、一般的な拳銃を一分間に1200発の銃弾を発射できるようにするという。

バイデン大統領が組織したタスクフォースはアメリカ連邦政府直轄組織で、インターネット上での不法なゴーストガンの3Dファイルの流通や、それらを使って3Dプリンターで「ゴーストガン」に加工することなどを取り締まることを目的としている。

バイデン大統領はまたアメリカ教育省に対し、アメリカの小中学校における銃乱射事件対策訓練を強化することなども求めている。

アメリカでは銃を使った乱射事件がコンスタントに発生し、大きな社会問題になっている。先日2024年9月には、アメリカ南部ジョージア州の公立高校で14歳の生徒が銃を乱射して四人を殺害する事件が発生し、アメリカ社会に大きな衝撃を与えた。