YouTubeが3Dプリント銃関連動画の配信規制を強化

世界最大のオンライン動画プラットフォームのYouTubeが、3Dプリント銃関連動画の配信規制を強化している。YouTubeが2024年6月18日に発表した動画掲載ポリシーアップデートによると、YouTubeは同日付けで3Dプリント銃の製造または改造に関する動画の配信を全面的に禁止した。

3Dプリント銃が使われる動画全般についても、18歳以上の視聴者のみ閲覧可能とした。YouTubeは、特に若年層世代に対する3Dプリント銃関連動画の露出を制限したいものと見られる。

YouTubeによる3Dプリント銃関連動画の配信規制の強化は、YouTubeで配信されている3Dプリント銃関連動画が実際に3Dプリント銃の製造に使われていることに対する世論の反発を受けたものと見られる。YouTubeに対しては、複数の市民団体などから3Dプリント銃の製造方法などを伝える動画の配信を停止するよう要請が出されていた。

YouTubeは、全世界で24億9000万人の登録ユーザーを抱える、世界最大の動画配信プラットフォーム。最近は特に動画の投稿数が増加していて、直近のデータ(2024年4月末時点)では、2024年1月から4月末までの四か月間に全世界で1400万の動画が投稿された。また、視聴時間も総じて増加しており、全世界のユーザーによる延べ視聴時間は、1日あたり10億時間にも達している。