コブラゴルフが世界初の3Dプリントゴルフクラブ「リミット3D」の販売開始

アメリカのゴルフクラブメーカーのコブラゴルフ(Cobra Golf)が、世界初の3Dプリントゴルフクラブ「リミット3D」の販売を開始して話題になっている。「リミット3D」は、316Lステンレスを素材に3Dプリンターで製造され、従来型のアイアンクラブよりもウエイト再分配率が33%向上したとされている。

コブラゴルフのイノベーション・AI担当副社長のマイク・ヤグリー氏は、「リミット3Dのユニークなデザインは3Dプリンティングならではのものです。最大100グラムのタングステンをクラブヘッドのヒールとトウのエリアに置くことが可能です。また、優れたハイモーメントも特徴となっています」と説明している。

コブラゴルフによると、リミット3Dのデザインにはラティス構造が採用され、クラブ重量の削減とインパクト時の安定性の確保に成功したという。

コブラゴルフは、リミット3Dを限定500セットで全世界で販売する予定で、価格は4番ウェッジウッドセットが3000ドル(約46万5000円)となっている。

コブラゴルフは1973年設立の、カリフォルニア州カールスバッドに拠点を置くゴルフクラブメーカー。2010年にプーマに買収され、現在はプーマの子会社として運営されている。