ウェストバージニア州でフェイクミートの食品ラベル規制法が成立した。「真実に基づく食品ラベル表示法」と名付けられた法律は、植物由来代替肉や3Dバイオプリント肉などの培養肉などの「フェイクミート」の食品ラベルを規制するもので、肉ではない製品をあたかも本物の肉のように説明・表示することを禁じるもの。「フェイクミート」を販売する場合は、食品ラベルに「フェイクミート」であることを明確に表示する必要が生じる。
「真実に基づく食品ラベル表示法」が定める表示ルールに従わない場合、当該製品は「不適切表示食品」として扱われ、罰則の対象となる。
ウェストバージニア州では、フェイクミートの食品ラベルを規制する法律が成立したものの、フェイクミートの製造や販売を禁止するまでには至っていない。
アメリカでは現在、フロリダ州やアイオワ州で3Dバイオプリント肉などの培養肉の製造や販売を禁止する法律が審議されており、まもなく可決する可能性が高いと見られている。また、アリゾナ州でも培養肉の製造と販売を禁止する法案の議会への提出が検討されている。違反者には違反一件につき最大10万ドル(約1500万円)の罰金が課される内容となっている。