フロリダ州に続いてアイオワ州でも培養肉の製造と販売を禁止か

3Dバイオプリント肉などの培養肉の製造と販売を禁止する法案が審議されているフロリダ州に続いて、アイオワ州でも培養肉の製造と販売を禁止する法案の議会への提出が検討されていることがわかった。

アイオワ州のマイク・セクストン州知事(ロックウェル市選出、共和党)は法案の可決に前向きで、「もし私にすべての判断が委ねられるなら、アイオワ州においては培養肉や代替肉といったいわゆるフェイクミートはすべて違法とするでしょう。アイオワ州内でのフェイクミートの製造や販売はおろか、州外からの流入も断固として禁止します」とコメントしている。

州内での培養肉の製造と販売を禁止する法案の提出を前に、アイオワ州ではすでに代替肉のテレビコマーシャルなどにおける告知方法や内容を規制する法律が可決している。アイオワ州では、代替肉を「普通の肉」と間違うようなミスリーディング広告の出稿が禁じられている。

州内でヴィーガン向けフードトラックを運営しているリサ・ウェイドさんは、「まるで培養肉に対する恐怖が先行しているようです。培養肉のような食品は時として分類が難しいことがあります。代替肉を本物の肉と間違えて購入する消費者は少ないと思います」とコメントしている。