カナダ・カルガリーで男二人が3Dプリント銃製造販売の疑いで逮捕された。現地時間の先週逮捕されたのは24歳のブランドン・ヴィンセント・ワグナーと27際のジャスティン・クーマー。二人は逮捕されてすぐに銃火器の違法製造、販売、所有などの66の罪で起訴された。
カルガリー警察によると、カルガリー警察は2022年のこれまでに1,229丁の銃火器を押収しており、そのうちの300丁以上が犯罪などに使われ、9%が3Dプリンターなどで違法に製造されたという。
カルガリー警察は、2020年に押収した3Dプリント銃の数はわずか2丁だったのに対し、今年はすでに15丁を押収したとしている。
ベン・ローソン警部は、「3Dプリント銃は我々が現在もっとも取り締まりを強化している拡大トレンドです。特に3Dプリント銃を製造するための設計図がインターネットなどに大量に流布されているのが問題です。以前は、そうした設計図はダークウェブなどでなければ入手できませんでしたが、今では多くの国においてそうした設計図を合法的に入手して銃火器を製造することが可能です。しかし、カナダではそのような銃火器の製造は違法です」と説明している。
カルガリーは、カナダ西部にあるアルバータ州の都市。同市は約139万人の人口を擁している。