ニューヨーク警察が30歳の男をゴーストガン製造の容疑で逮捕

ニューヨーク警察が30歳の男をゴーストガン製造の容疑で逮捕した。逮捕されたのはニューヨーク市ブルックリン在住のディオンテ・ヘインズ容疑者。ニューヨーク警察によると、ヘインズ容疑者は自宅に3Dプリンターを設置し、複数のゴーストガンを製造して販売した容疑がかけられている。

ニューヨーク警察のジョン・ミラー警視副総監は、「現代はリビングルームでくつろぎながらコンピューターにログインし、ソフトウェアへアクセスして殺傷能力があるマシンガンを3Dプリンターで製造できる時代です。それは深刻な問題です。ゴーストガンの製造を厳しく取り締まる必要があります」と説明している。

ニューヨーク警察は、2019年から「(ゴーストガンを)製造すれば、我々はただちに逮捕に向かう」というスローガンのもとにゴーストガンの製造を取り締まっている。しかし、ゴーストガンを製造して販売するケースが後を絶たず、ゴーストガンは一丁500ドル(約5万7500円)から1500ドル(約17万2500円)の価格帯で取引されているという。

アメリカでは銃による乱射事件が恒常的に発生しているが、銃乱射事件にゴーストガンが使われるケースが増えている。今月初めにカリフォルニア州サクラメントで発生した銃乱射事件でも、犯行にゴーストガンが使われた。