スウェーデンの大手家具小売チェーンのIKEAが、採用面接で3Dプリントミートボールを提供するとして話題になっている。IKEAの発表によると、3Dプリントミートボールが提供されるのは同社の「テイスト・ザ・フューチャー」プログラムの一環で、現在募集中の150のテクノロジー・イノベーション担当職への応募者へ面接時に提供されるという。
提供されるミートボールは100%植物由来の代替肉を原料にしていて、本物の肉は使われていない。IKEAは、2025年までにIKEAの店内で提供される肉料理の50%を植物由来のものに切り替えるとしており、「テイスト・ザ・フューチャー」プログラムは、そのためのパイロットプログラムとしても機能するとしている。
IKEAの採用担当のカレン・リヴォアー氏は、「IKEAは、地に足がついたデータサイエンティストや、未来のアーキテクト、サイバーガーディアン、未開封のエンジニア、常識のあるメーカーを求めています。お金をかけずにより良い日常生活を一緒にクリエイトしてくれる仲間を求めています」とコメントしている。
IKEAは、店内のレストランでスウェーデンの郷土料理を提供しており、ミートボールは人気メニューのひとつとなっている。