カナダ・サスカチェワン州在住の男が3Dプリント銃製造で逮捕

カナダ現地時間の先週水曜日、カナダ・サスカチェワン州在住の男が3Dプリント銃製造で逮捕された。現地の報道によると、逮捕されたのは現地在住の46歳の男で、製造された6丁の3Dプリント銃と未完成の複数の3Dプリント銃部品が押収されたという。サスカチェワン州警察によると、逮捕された男は重火器の不法製造と、所有および販売の罪で起訴されるという。男は現在、サスカチェワン警察署内に拘留されている。なお、3Dプリント銃の3Dファイルや、製造に使われた3Dプリンターの入手ルートなどについては明らかにされていない。

カナダでは、銃火器の所有は免許制となっていて、免許取得にあたってはカナダ銃火器安全コースという研修の受講が義務化されている。一方、銃火器の実際の使用については法律で厳しく制限されており、ほとんどの市民は銃火器を保有していない。

一方、カナダでは2018年にトロントで、また2017年にはケベックシティでそれぞれ死傷者を出す銃撃事件があったこともあり、ジャスティン・トルドー首相はかねてから銃規制の強化を政策のひとつとして打ち出していた。3Dプリント銃を含む銃火器の規制を強化する動きは、今後さらに加速すると予想される。