ローカルモーターズが無人自動運転バス「Olli2.0」をアップグレード

米アリゾナ州に拠点を置く自動車メーカーのローカルモーターズが、無人自動運転バス「Olli2.0」をヨーロッパ市場に合わせてアップグレードした。ローカルモーターズの発表によると、無人自動運転バスに関するEUの安全性規準に適合させるためで、ウィンドシールドワイパーなどの追加部品を新たに装備したという。

追加部品の製造は、イタリアの3DプリンティングサービスビューローのCRPテクノロジーが担当した。

ローカルモーターズのEMEA担当ジェネラルマネージャーのカーロ・ラコヴィニ氏は、「Olliは、世界中の大学キャンパス、スタジアム、工業地帯、商業施設などで稼働していますが、ヨーロッパでOlliを稼働させるには、アメリカでは求められていない部品を装備する必要があります」と説明している。

Olliは、12人乗りの小型自動運転バスで、これまでにカリフォルニア州サクラメント、ニューヨーク州バッファロー、ジョージア州ピーチツリーコーナーズなどのアメリカの各都市に加え、ドイツ、イタリア、サウジアラビア、オーストラリアなどの各都市でも採用されている。また、Olliは、車体を含む主要部品の多くを大型3Dプリンターで製造している。