イスラエルの代替肉メーカーのリデファインミートが、ステーキ用代替肉の販売を開始した。ホールカットと呼ばれるステーキ用部位の形状で、イスラエル、イギリス、ドイツ、オランダの飲食店を通じて提供される。リデファインミートは、これまでにハンバーガー用パテ、ソーセージ、ラム・ケバブ、挽肉の形状で代替肉を提供していたが、本格的ステーキ用代替肉を提供する世界初のケースとなる。
リデファインミートのステーキ用代替肉を試食したイギリスのミシュランスターシェフのマルコ・ピエール・ホワイト氏は、「リデファインミートの代替肉を初めて食べましたが、大きな衝撃を受けました。今、世界の人々は肉の消費を減らそうと務めていますが、現実では代替肉は我々シェフが求める品質と多様性を提供できていません。しかし、リデファインミートの製品は極めて本物の肉に近く、サステナビリティと植物由来製品のメリットの両方が得られます。もちろん、味が良いのは言うまでもありません」とコメントしている。
リデファインミートは、ステーキ用代替肉の販売をヨーロッパとイスラエル市場から開始し、続いてアメリカとアジア市場で販売を開始するとしている。なお、リデファインミートは、代替肉の製造に3Dプリンティング技術を活用している。