インポシブル・フーズが代替鶏肉のチキンナゲットの供給を開始

アメリカの代替肉メーカーのインポシブル・フーズが、代替鶏肉のチキンナゲットの供給を開始する。アメリカ農務省が策定した子供栄養プログラムに基づき、今年秋からアメリカ国内の小中学校の給食に提供する。

インポシブル・フーズの代替鶏肉は大豆とヒマワリ油を主原料に作られ、味と食感が本物の鶏肉に極めて近いという。

インポシブル・フーズのパット・ブラウンCEOは、「我々のミッションは2035年までに食物としての家畜を代替肉で完全にリプレースすることです。我々は極めて真剣であり、それが可能であると信じています。それが実現する時は、既存の食肉生産業者にとってゲームオーバーになるでしょう」とコメントしている。

代替鶏肉では、インポシブル・フーズのライバル企業のビヨンド・ミートが、ビヨンド・チキンの販売を先行して開始している。ビヨン・ドチキンは全米のスーパーマーケットで販売されているほか、パンダエクスプレスなどのレストランチェーンでも提供されている。

アメリカでは現在、代替牛肉や代替鶏肉などの市場が急激に拡大している。代替肉メーカーの多くは、代替肉の製造に3Dプリンターを使っている。