ニューヨークに拠点を置く3Dプリンティング・サービスビューロー大手のシェイプウェイズが、累積の3Dプリンティング造形点数2000万点を突破した。
シェイプウェイズのグレッグ・クレスCEOは、「2021年という年にこうした記録を達成できたことは、2020年を通じて学び、失ったものを記憶するためのマイルストーンになります。シェイプウェイズのコミュニティは、新型コロナウィルスのパンデミックに対抗するためにフェイスシールドなどの医療物資を大量に生産してきました。そのようなことを含めての記録達成です」とコメントしている。
シェイプウェイズの3Dプリンティングサービスは全世界160カ国のユーザーに利用されている。特に新型コロナウィルスのパンデミックが広がった昨年は、医療物資の製造に同社のサービスを使うニーズが一気に広がった。
シェイプウェイズは2007年にオランダの大手家電メーカー・フィリップスの社内ベンチャーとして設立された。これまでに10種類以上の3Dプリンターを活用し、各種の3Dプリンティングサービスを提供してきている。同社には、有力ベンチャーキャピタルのアンドリーセン・ホロウィッツやユニオンスクエア・ベンチャーズなども出資している。