EOSとHEXRがカスタムバイクヘルメットの3Dプリンティングサービスを開始

ドイツのハイエンド3DプリンターメーカーのEOSと、イギリスの3Dプリンティング・サービスビューローのHEXRが、共同でカスタムバイクヘルメットの3Dプリンティングサービスを開始した。

HEXRによると、注文はインターネットでオンラインで受け付け、注文が入るとHEXRから48時間以内に注文者へフィッティングキャップが配達される。注文者はフィッティングキャップを頭につけ、ガイダンスに従って頭の形状やサイズをスキャンする。スキャンされたデータは直接HEXRに送られる。スキャニングからデータ送信までの時間はわずか5分という。

スキャンデータはEOSの3Dプリンターで、アルケマ製100%植物由来ポリアミドを素材に3Dプリントされる。プリント後、安全性試験などを経て、注文者へ発送される。

HEXRによると、同社のカスタムバイクヘルメットはハニカム構造を持ち、一般的なバイクヘルメットより26%程度怪我のリスクを軽減しているという。

HEXRのジェイミー・クックCEOは、「3Dプリンティング技術の活用により、ヘルメット製造プロセスに大きなイノベーションがもたらされています。従来のヘルメットよりもはるかに安全で、ユーザーごとにフィットするカスタムバイクヘルメットを提供することが可能になりました」とコメントしている。