イスラエルの代替肉製造ベンチャー企業のリデファイン・ミート(Redefine Meat)が、出荷用代替ステーキ用肉を公開した。リデファイン・ミートは、今年末から飲食店などへ代替ステーキ用肉を出荷するとしている。リデファイン・ミートは、自社開発したフード3Dプリンターを使って代替ステーキ用肉を製造している。
リデファイン・ミートのCEOで共同創業者のエスチャー・ベン・シトリット氏は、「会社を創業した最初の日から、美味しくて手ごろな値段の代替ステーキ用肉を開発することを目指してきました。代替ステーキ用肉は我々にとって最も重要で、畜産業界を一変させる可能性を持つ食べ物です」とコメントしている。
代替ステーキ用肉の製造に3Dプリンターを使うことについてシトリット氏は、「3Dプリンティング技術を活用することで、代替ステーキ用肉の食感、色、味などの最適な組み合わせを実現することができます。ステーキ用肉を構成する要素を、3Dプリンターで最大限に再現することが可能です」と説明している。
世界的な環境保護意識の高まりを受け、植物ベースの代替肉の消費量が増えている。アメリカでは大手ハンバーガーチェーンレストランで代替肉を使ったハンバーガーなどが販売され、人気を集めている。また、スーパーマーケットなどでも各種の代替肉が販売され、一般家庭における代替肉の消費も増えている。