ウィルヘルムセンとティッセンクルップが船舶用3Dプリンティング・パートナーシップ契約を締結

ノルウェーの大手海運会社のウィルヘルムセン・シップス・サービスが、ドイツの大手工業製品メーカーのティッセンクルップと、船舶用3Dプリンティング・パートナーシップ契約を締結した。

契約によると、ティッセンクルップは、ミュンヘンにあるグローバル・アディティブ・マニュファクチャリング・センターで、ウィルヘルムセンが保有する各船舶用の交換部品などを製造する。

パートナーシップ契約の締結について、ウィルヘルムセンのアンドレ・エンゲン・エグゼクティブ・バイスプレジデントは、「ティッセンクルップとのパートナーシップにより、海運業界におけるアディティブ・マニュファクチャリング技術のレベルをさらに高い水準に押し上げることが可能になります。アディティブ・マニュファクチャリング技術は多くの利益をもたらし、船舶の交換部品の製造をオンデマンドで調達することが可能になります」とコメントしている。

ティッセンクルップは、ドイツのエッセンに拠点を置く鉄鋼・工業製品メーカー。自動車部品、エレベーター、産業用プラントの製造なども行っている。ティッセンクルップは、比較的早期からハイエンド3Dプリンターなどのアディティブ・マニュファクチャリング機器を導入している。