イタリアの3DプリンターメーカーのRobozeが、ピサ大学発のベンチャー企業スカイボックス・エンジニアリングと共同で、ドローン用パーツを製造して話題になっている。
Robozeが製造したのはスカイボックス・エンジニアリングが開発中のドローン用パーツ。カーボンファイバーを配合したポリアミド・複合素材を使い、RobozeのFDM3Dプリンターで製造した。従来の製造方法よりも25%軽量化し、製造時間も大幅に削減したという。
スカイボックス・エンジニアリングのヴィンセンツォ・ビナンテ氏は、「我々のプロジェクトの性質から3Dプリンターを活用することは必然でした。我々の主たる目標はドローンを軽量化し、空力的特性を活かしたデザインを実現することです。特に複雑な形状のパーツは3Dプリンター以外では製造が難しいものが多いのです」とコメントしている。
スカイボックス・エンジニアリングはピサ大学航空宇宙工学部を母体とするベンチャー企業。ドローンやUAVなどの小型航空機の研究開発を行っている。
Robozeは2013年設立、イタリアのバーリに拠点を置く3Dプリンターメーカー。航空宇宙や自動車などの業界ユーザーを中心にユーザーを増やしている。