ポーランドのデザイナーがゾートラックスの3Dプリンターで電気オートバイのプロトタイプを作成

ポーランドのデザイナーが、ゾートラックスの3Dプリンターで電気オートバイのプロトタイプを作成したとして話題になっている。

電気オートバイのプロトタイプを作成したのはピオトル・クリツコウスキ氏。イタリアのミラノで見かけた小型モペッドからイメージを得てデザインを構想したという。

クリツコウスキ氏は当初、投資家へデモンストレーションを行うためにラミネートパネルのプロトタイプ作成を検討していた。ところが、製造コストが5万ドル(約550万円)程度かかるため、作成を躊躇していた。その後、ポーランドの3Dプリンターメーカーのゾートラックスに接触し、3Dプリンターによるプロトタイプ作成へ切り替えたという。

3Dプリンターでプロトタイプを作成することで、コストは七分の一に削減された。また、作成時間も従来の方式の半分に削減された。なお、プロトタイプの作成にはゾートラックスのM200プラス・シリーズとM300プラスシリーズが使われた。

「ファレクトラ」と名付けられた電気オートバイは、2021年から量産が開始される予定。現在のところ、「ファレクトラ」の価格は4000ドル(約44万円)程度になる見込み。「ファレクトラ」は最大時速60キロメートルの速度で、最大100キロメートル走行できる。