米マサチューセッツ州ボストンに拠点を置くフットウェアメーカーのニューバランスが、同じくボストンに拠点を置くSLA3Dプリンターメーカーのフォームラブズと共同で、スニーカー用3Dプリンティングプラットフォームを開発した。
トリプルセルと名付けられたプラットフォームはスニーカーのインソールを製造するもので、ニューバランスの新シリーズ「990スポーツ」「フュールセル・エコー」に搭載される。「990スポーツ」は6月28日にリリースされ、「フュールセル・エコー」は9月15日にリリースされるという。
トリプルセルでインソールを製造することで、従前の「990v5」シリーズのインソールよりも10%軽量化することに成功したという。
ニューバランスのチーフ・プロダクト・オフィサーのデヴィッド・ラカトス氏は、「3Dプリンティングは製造業のアプローチそのものを変化させています。ニューバランスはローカル・マニュファクチャリングにこの技術を活用しています。顧客の消費圏内でデザインサイクルを収斂させ、顧客ニーズに対応します。ニューバランスの最前線に立てることにエキサイトしています」とコメントしている。
トリプルセルの3Dプリンターには、フォームラブズのSLA3Dプリンター「フォーム2」が採用されている。