米ロードアイランド州が3Dプリント銃を禁止

米ロードアイランド州が、3Dプリント銃を禁止する法律を施行した。同州選出のシンシア・コイン上院議員が法案を提出したもので、同州内における3Dプリント銃の製造、売買、所有がすべて禁止される。

また、違法に製造され、製造シリアルナンバーを持たない「ゴーストガン」と、金属探知機に探知されないあらゆる銃火器も禁止される。

違反者には最高10年の懲役刑と1万ドルの罰金刑が課される。

コイン上院議員は、「我が国が銃の拡散と格闘し、子供たちを守り、犯罪者や知的障害者による銃火器の所有を監視する中、追跡不可能で金属探知機で探知できない銃火器を広めてはなりません。シリアルナンバー、バックグラウンドチェック、金属探知機は悲劇を未然に防止します。そして、何人もいかなる犯罪行為に加担しないよう、法律が促すべきです」とコメントしている。

アメリカでは現在、ワシントン州、ワシントンDCを含む19の州が3Dプリント銃を禁止している。一方で、現在も3Dプリント銃の3Dモデルがインターネットを経由して拡散し、一部がTwitterやYouTubeなどのSNSにも流出している。法律で3Dプリント銃を禁止する機運が高まっているものの、拡散を防ぐのは現実的に難しい状況となっている。