https://www.youtube.com/watch?v=LnVqZo_giFw
スウェーデンの家具販売大手のIKEAが、体の不自由な人向けのオプションパーツの3Dモデルを公開して話題になっている。
IKEAが公開したのは13の家具用オプショナルパーツ。グラブハンドル、キャビネット用バンパー、カウチ用リフト、メガスイッチ、カーテン用グリッパー、フィンガーブラシなどのパーツが含まれているという。いずれも3Dプリンターで出力し、IKEAの家具にアタッチして利用する。
パーツはすべてIKEAがイスラエルの非営利団体のミルバットと共同で開発した。すべてのパーツはミルバットのホームページから無料でダウンロードできる。また、出力したオプションパーツの使い方は、IKEAイスラエルのYouTubeチャンネルに公開されている。
家電製品などのオプションパーツの3Dモデルを公開する機運は一部の家電メーカーなどの間で高まっているが、家具用のオプションパーツの3Dモデルが公開されるのは今回のIKEAのケースが世界初と見られる。
IKEAは1943年設立のスウェーデンの家具販売チェーン。日本を含む全世界で424の店舗を展開し、400億ドル(約4兆4千億円)の売上を上げている。モダンでシンプルなデザインを特徴とし、リーズナブルな価格設定から世界中の消費者から支持を集めている。近年はエコフレンドリーな経営スタイルを標榜している。