https://www.3dprintingmedia.network/eos-gravity-industries-3d-jet-suit/
イギリスのエンジニアリング企業のグラビティ・インダストリーズが、EOSのメタル3Dプリンターでジェットスーツを製造したとして話題になっている。
ジェットスーツは人間の体に装着するタイプで、腕の部分に装着された四基の小型ジェットエンジンから空気を噴出して飛行する。先月ドイツで開催されたformnext 2018で、グラビティ・インダストリーズ創業者のリチャード・ブラウニング氏自らが装着してデモンストレーションフライトを行い、話題を集めた。なお、ジェットスーツのエンジンは最大1,000bhp出力でき、最大時速70キロメートルで飛行できるとしている。
EOSはグラビティ・インダストリーズと設立当初より協業し、ジェットスーツのパーツの製造を受け持ってきている。同社との協業について、EOSのチーフ・デジタル・オフィサーのガンゴール・カラ氏は、「工業3Dプリンティングのパイオニアとして、EOSはグラビティ・インダストリーズと同じイノベーション・スピリットを持っています。ジェットスーツの開発については、グラビティ・インダストリーズは安定した、より軽量の最適化された部品を必要としていました。その領域こそ、アディティブ・マニュファクチャリングがもっとも活躍できる領域なのです」とコメントしている。
グラビティ・インダストリーズは2017年設立。設立当初よりジェットスーツの開発を事業目的にしている。同社のジェットスーツはすでに販売が開始され、世界中で利用が始まっている。