オートデスクがモバイル・アディティブ・マニュファクチャリング・ツールボックスを開発 https://3dprint.com/231758/autodesk-introduce-mobile-am-toolbox/

CADソフト製造大手のオートデスクが、移動可能なモバイル・アディティブ・マニュファクチャリング・ツールボックスを開発しているとして話題になっている。

オートデスクが開発しているのは21フィートサイズのシッピングコンテナをベースにした作業用ボックス。コンテナ内部に2台のパナソニックTS-950ロボットアームを搭載し、各種の工作作業ができる仕組み。パナソニックTS-950ロボットアームは、溶接、3Dプリンティング、切削、ポリッシングなどの作業を行える。なお、ボックス自体はトレーラーに設置されて移動する。

オートデスクでは現在、複数のクライアント企業にツールボックスのトライアルを依頼しているとしている。トライアルからのフィードバックを受け、2019年内に正式にツールボックスの提供サービスを開始したいとしている。

ツールボックスの製造に携わったオランダのエンジニアリング企業ヴァルク・ウェルディングによると、ツールボックスの製造には483,110ドル(約5,314万円)のコストがかかったという。

なお、現時点ではツールボックスの利用料金や、具体的なサービスの開始時期などについての情報は明らかにされていない。