https://www.3dprintingmedia.network/pastry-chef-jordi-bordas-goes-nuts-for-3d-printing/
スペインの著名ペーストリーシェフのジョルディ・ボーダス氏が、3Dプリンターでペーストリーの型枠を製造して話題になっている。
ボーダス氏が製造したのは同氏が「ゴールデンピーナッツ」と名付けた小型ペーストリー用型枠。落花生の殻そっくりのデザインの型枠は、スペインの3DプリンターメーカーのBCN3Dテクノロジーズのデスクトップ3Dプリンターを使って製造されたという。
ボーダス氏はかねてより落花生のデザインのペーストリーの製造を構想していたが、従来の手法では開発が困難だったという。また、切削加工による型枠づくりでは、コスト的に採算が合わなかったという。
BCN3Dテクノロジーズは0.3mm径のホットエンドを使い、PLAを素材に型枠を3Dプリントした。型枠に液体シリコンを流し込み、落花生の殻のシェイプの型枠を製造した。
3Dプリンターをお菓子作りに使う機運は世界的に高まっているが、著名ペーストリーシェフが3Dプリンターを使用したのは今回が初と見られる。
ボーダス氏は、2011年にフランスのリオンで開催されたレストラン・ホテル業界国際大会のペーストリー部門の世界チャンピオン。スペインのヴィラデカンスでペーストリー学校と、ペーストリー店舗「Bコンセプト」を運営している。