http://www.3ders.org/articles/20181119-nova-meat-is-3d-printing-steak-made-from-peas.html
イタリアの研究者が海藻と豆を原料に3Dプリント「肉」を製造したとして話題になっている。
3Dプリント「肉」を製造したのはジウセッペ・シオンティ氏。海藻をコンポーネントに、米や豆のプロテインパウダーを混ぜ合わせて原料にした。3Dプリンターはスペイン・バルセロナのカタロニア工科大学と共同で開発した。
「肉」のプリントは通常の3Dプリンターと同様、CADソフトでデザインした3Dモデルを基に行った。出力はFDM方式の3Dプリンターにシリンジノズルを取り付けて行った。四分の一ポンド(約113グラム)の「鶏肉」を製造するのにかかった時間は30分から50分程度だという。
シオンティ氏によると、3Dプリント「肉」は本物の肉のような触感を持ち、実際に食べてみるとマッシュルームのような味がするという。豆腐よりも固く、「やわらかいというよりも、より食物繊維が含まれている。まだ肉のような味はしない」という。
シオンティ氏は、すでに地元のレストランオーナーと共同で3Dプリント「肉」を使った料理の提供を計画しているという。同氏はまた、最終的には四分の一ポンドの「肉」を50セント(約60円)以下のコストで10分程度で製造することを目指しているという。