https://abcnews.go.com/US/3d-printed-activist-honors-student-parkland-shooting-times/story?id=58747227
ニューヨークのタイムズスクエアに銃乱射事件の被害者の3Dプリント像が展示され、地元の話題になっている。
像のモデルになったのは、今年2月にフロリダ州パークランドで発生したマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校銃乱射事件の被害者グワク・オリバー君。グワク君の父親のマニュエル・オリバー氏が大型の3Dプリンターを使って等身大の像を3Dプリントした。
像を作った理由についてオリバー氏は、現在公開が許されている3Dプリント銃の違法性を訴えるためとしている。
マージョリー・ストーンマン・ダグラス高校銃乱射事件の発生後、オリバー氏は妻とともに非営利団体を設立し、若者を対象に芸術などを通じた非暴力活動を訴えている。オリバー氏は、3Dプリント銃の3Dモデルの公開を進めるディフェンス・ディストリビュテッドの活動に強く反対している。
オリバー氏は、「私はアメリカにある種の常識的な自制を求め、銃所有の自由を認める狂った法律に歯止めをかけたいのです。3Dプリント銃が流通してしまうことは大きな問題です。我々はアクションを起こす必要があるのです」とコメントしている。
マージョリー・ストーンマン・ダグラス高校銃乱射事件は2018年2月14日に発生した銃乱射事件。同高校を退学処分にされていた19歳の元生徒が校内に侵入し、生徒や教職員17人が殺害される参事となった。同事件発生後、アメリカでは若者を中心に銃規制を強化する声が高まっている。